映画『アメリカン・ユートピア』公式サイト

映画の原案となったのは、2018年に発表されたアルバム「アメリカン・ユートピア」。この作品のワールドツアー後、2019年秋にスタートしたブロードウェイのショーが大評判となった。2020年世界的コロナ禍のため再演を熱望されながら幻となった伝説のショーはグレーの揃いのスーツに裸足、配線をなくし、自由自在にミュージシャンが動き回る、極限までシンプルでワイルドな舞台構成。マーチングバンド形式による圧倒的な演奏とダンス・パフォーマンス      元トーキング・ヘッズのフロントマン、デイヴィッド・バーンと11人の仲間たちが、驚きのチームワークで混迷と分断の時代に悩む現代人を”ユートピア”へと誘う。
この喜びと幸福に満ちたステージを、『ブラック・クランズマン』でオスカーを受賞し、常に問題作を作り続ける鬼才・スパイク・リーが完全映画化。80年代の傑作『ストップ・メイキング・センス』から36年。アメリカ全土を巻き込んだ熱狂が今、日本に緊急上陸! かつて誰も見たことのない、全く新しいライヴ映画が誕生した。
これは、更なる進化を続けるデイヴィッド・バーンからの、迷える今を生きる私たちの意識を揺さぶる物語であり、熱烈な人生賛歌である。
デイヴィッド・バーン
1952年5月14日、スコットランドのダンバートン生まれ。子供の頃、一家はカナダに行き、その後アメリカのメリーランド州に引っ越す。成長したバーンはロード・アイランド・スクール・オブ・デザイン等で学び、やがてこの大学の仲間とトーキング・ヘッズを結成し、77年にアルバムデビュー。80年の革新的なアルバム“Remain in Light”が大きな反響を呼ぶ。84年にはライヴ映画『ストップ・メイキング・センス』(ジョナサン・デミ監督)を発表し、高い評価を受ける。バーン自身も86年に『デヴィッド・バーンのトゥルー・ストーリー』で監督デビュー(後にライヴ映画『ビトウィーン・ザ・ティース』(93)も共同監督)。バンドは91年に解散したが、02年に“ロックの殿堂”入りを果たした。
バーン自身はブライアン・イーノと組んだ“My Life in the Bush of Ghosts”(81)でソロ活動を開始。その後は“Rie Momo”(89)、“Uh-Oh”(92)、“David Byrne”(94)、“Feelings”(97)、“Look into the EyeBall”(01)、“Grown Backwards”(04)等のソロアルバムを発表。その後はイーノとの共作“Everything that Happens Will Happen Today”(08)を作り、そのツアーは『ライド・ライズ・ロウアー』(10)で映像化された。また、イメルダ・マルコスを描くファットボーイ・スリムとのアルバム“Here Lies Love”(10)は13年に舞台化される。12年にはセイント・ヴィンセントとのコラボ作“Love This Giant”も発表。18年の14年ぶりのソロアルバム“American Utopia”はグラミー賞候補となる。映画音楽は『ラストエンペラー』(87)で坂本龍一らと共にアカデミー賞の作曲賞受賞。その後は『猟人日記』(03)、『きっと ここが帰る場所』(11)等の映画にも音楽を提供。他に写真、イラスト、エッセイも手がけるマルチな才人。
ジャクリーン・アセヴェド
グスターヴォ・ディ・ダルヴァ
ダニエル・フリードマン
クリス・ギアーモ
ティム・カイパー
テンデイ・クーンバ
カール・マンスフィールド
マウロ・レフォスコ
ステファン・サン・フアン
アンジー・スワン
ボビー・ウーテン・3世
スパイク・リー
1957年3月20日、ジョージア州アトランタ生まれ。父親はミュージシャンのビル・リー。スパイクが3歳の時に一家はニューヨークのブルックリンに移る。成長後はアトランタのモアハウス大学やニューヨーク大学映画科で学ぶ。卒業制作作品『ジョーズ・バーバーショップ』(83)が好評を博し、86年の長編デビュー作『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』が興行的にも批評的にも成功をおさめる。人種問題を扱った89年の『ドゥ・ザ・ライト・シング』が世界に衝撃を与え、アカデミー賞のオリジナル脚本賞候補となる。92年の大作『マルコムX』 (92)も評判を呼んだ。06年のスリラー『インサイド・マン』は全米で興行的に大成功を収めている。15年にはアカデミー賞の特別賞も受賞。18年の『ブラック・クランズマン』はアカデミー賞の作品賞・監督賞等の候補となり、見事に脚色賞を受賞。アフリカ系アメリカ人の先駆的な映画人として多くの人々にリスペクトされ続けている。その他の主な作品に『スクール・デイズ』(88、ビデオ公開)、『モ'・ベター・ブルース』(90)、『ジャングル・フィーバー』(91)『クルックリン』(94)、『クロッカーズ』(95)、『ガール6』、『ゲット・オン・ザ・バス』(共に96)、『ラスト・ゲーム』(98)、『サマー・オブ・サム』(99)、『25時』(02)、『セレブの種』(04)、『セントアンナの奇跡』(08)、『オールド・ボーイ』(13)、『ザ・ファイブ・ブラッズ』(20、配信)
エレン・クラス
1959年、ニュージャージー出身。ブラウン大学、ロード・アイランド・スクール・オブ・デザイン等で学ぶ。92年の『恍惚』でサンダンス映画祭最優秀撮影賞受賞。スパイク・リーとは99年の『サマー・オブ・サム』で組む。主な作品に『ブロウ』(11)、『コーヒー&シガレッツ』(33)、『エターナル・サンシャイン』(04)、『ヴェルサイユの宮廷庭師』(14)等がある。
アダム・ガフ
1982年、英国コーンウォール出身。『ハリー・ポッターと死の秘宝PARTⅠ』(10)などの編集助手を経て、ネットフィリックスの『ROMA/ローマ』(18)の編集を監督のアルフォンソ・キュアロンと共に手がけ、シカゴ批評家協会賞を受賞。スパイク・リー監督の『ザ・ファイブ・ブラッズ』(20、配信)も手がける。
アニー・B・パーソン
ニューヨークのブルックリン出身。コネチカット大学やコロンビア大学等で学び、91年に仲間と共にビッグ・ダンス・シアターを設立。ダンサーのミハイル・バリシニコフ、デイヴィッド・ボウイなどとも組む。デイヴィッド・バーン公演の振り付けも担当し、彼のライブ作品『ライド・ライズ・ロウアー』(10)や彼とファットボーイ・スリムが音楽を手がけた“Here Lies Love”の舞台(13、初演)にも参加し、後者では英国のオリヴィエ賞候補となる。
アレックス・ディンバース
1978年生まれ。舞台演出家として知られ、19年の「ビートルジュース」の舞台版では8部門のトニー賞候補となる。デイヴィッド・バーンとファットボーイ・スリムが音楽担当の舞台“Here Lies Love”(13、初演)ではルシル・ローテル賞受賞。ゴールデン・グローブ賞受賞の配信ドラマ・シリーズ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」(14~18)では製作総指揮・脚本などを担当。
  • 映画のはじまり
    この映画を作った動機についてデイヴィッド・バーンは振り返る。「今回のショーは自分のこれまでのショーとは、まるで違うものになるので映画化すべきだと思った。いま、世界で起きていることを表現したかった。ミュージシャンとして、これまでより責任のある行動に出たかったんだ」。そこで知人のスパイク・リーに声をかける。彼はニューヨーク公演に先駆けたボストン公演を鑑賞。「素晴らしいショーで、僕の役割はカメラの動きについて考えることだと思った。ショーを見た時、どう撮影すればいいのか、すぐにつかめたんだ。バルコニーの上から見たら人物たちの動きに決まったパターンがあることが分かって、上から撮る方法を思いついた」とリーは語る。
    マーチング・バンドを意識
    リーはミュージシャンたちが舞台に出てきた時、新鮮な驚きを感じたという。「パーカッションはマーチング・バンドのようで、振り付けも素晴らしいと思った」と語る。通常はひとりのドラマーによって作られる音が舞台では複数のパーカッショニストによって表現された。「すごくエキサイティングだと思った。視覚的にも感情に訴える力においても、これまでと異なるインパクトがあるからね」とバーンはこの点を分析する。「複数の人物が“ひとつ”となって動く姿を観客たちは目撃し、体験できるんだ」
  • グレーのスーツ
    今回のショーの衣装についてバーンは語る。
    「一体感のある服装にしたいと考えた。その方がパワフルな印象を与えるからね。そこでスーツを選んだ。そして、照明デザイナーに“何色のスーツがいいと思う?”と尋ねたら、ミディアム・グレーがいい、という答えが返ってきた。照明を消すと見えなくなるし、明かりをつけると、ぱっと浮かび上がると言われた」。その結果、グレーを効果的に使った舞台が実現した。
    観客の大切さ
    公演に参加した観客についてバーンは振り返る。「観客たちがそこにいることがすごく重要だった。何か通じ合うものがあった」。この点に関してリーも賛同する。「観客と舞台の人々の間に何かが生まれた。魔法のような感覚があった」。公演はニューヨークのハドソン劇場で2019年10月から2020年2月まで行われたが、コロナウィルスによる感染が広がる前だからこそ、観客と出演者たちの親密な雰囲気を生かした作品となった。
  • タイトルの意味
    『アメリカン・ユートピア』というタイトルにはどんな意味が込められているのだろうか。
    「僕たちがいるのはユートピアではないが、それを実現できる可能性についても伝えたかった。言葉で語るのではなく、それを見ることができる。そして、その心地いい手ごたえを感じることもできる」。彼は選挙に行くことの重要性も訴えることでユートピアを実現することの意味について考えさせる。
    バーンとリーの出会い
    今回、初めて手を組むことになったデイヴィッド・バーンとスパイク・リー。その出会いについてバーンは振り返る。「初めて会ったのがいつなのか、はっきり覚えていないが、これまで近くをすれ違う関係だった。同じ時代にニューヨークで活動を始めたからね」。バーンはリーが監督した映画を見ていて、リーの方はバーンがフロントマンだった人気バンド、トーキング・ヘッズの初期のアルバムのファンだった。「互いにリスペクトしていたが、今回は“最高のコンビ”になった」とリーは語っている。
映画のはじまり
この映画を作った動機についてデイヴィッド・バーンは振り返る。「今回のショーは自分のこれまでのショーとは、まるで違うものになるので映画化すべきだと思った。いま、世界で起きていることを表現したかった。ミュージシャンとして、これまでより責任のある行動に出たかったんだ」。そこで知人のスパイク・リーに声をかける。彼はニューヨーク公演に先駆けたボストン公演を鑑賞。「素晴らしいショーで、僕の役割はカメラの動きについて考えることだと思った。ショーを見た時、どう撮影すればいいのか、すぐにつかめたんだ。バルコニーの上から見たら人物たちの動きに決まったパターンがあることが分かって、上から撮る方法を思いついた」とリーは語る。
マーチング・バンドを意識
リーはミュージシャンたちが舞台に出てきた時、新鮮な驚きを感じたという。「パーカッションはマーチング・バンドのようで、振り付けも素晴らしいと思った」と語る。通常はひとりのドラマーによって作られる音が舞台では複数のパーカッショニストによって表現された。「すごくエキサイティングだと思った。視覚的にも感情に訴える力においても、これまでと異なるインパクトがあるからね」とバーンはこの点を分析する。「複数の人物が“ひとつ”となって動く姿を観客たちは目撃し、体験できるんだ」
グレーのスーツ
今回のショーの衣装についてバーンは語る。
「一体感のある服装にしたいと考えた。その方がパワフルな印象を与えるからね。そこでスーツを選んだ。そして、照明デザイナーに“何色のスーツがいいと思う?”と尋ねたら、ミディアム・グレーがいい、という答えが返ってきた。照明を消すと見えなくなるし、明かりをつけると、ぱっと浮かび上がると言われた」。その結果、グレーを効果的に使った舞台が実現した。
観客の大切さ
公演に参加した観客についてバーンは振り返る。「観客たちがそこにいることがすごく重要だった。何か通じ合うものがあった」。この点に関してリーも賛同する。「観客と舞台の人々の間に何かが生まれた。魔法のような感覚があった」。公演はニューヨークのハドソン劇場で2019年10月から2020年2月まで行われたが、コロナウィルスによる感染が広がる前だからこそ、観客と出演者たちの親密な雰囲気を生かした作品となった。
タイトルの意味
『アメリカン・ユートピア』というタイトルにはどんな意味が込められているのだろうか。
「僕たちがいるのはユートピアではないが、それを実現できる可能性についても伝えたかった。言葉で語るのではなく、それを見ることができる。そして、その心地いい手ごたえを感じることもできる」。彼は選挙に行くことの重要性も訴えることでユートピアを実現することの意味について考えさせる。
バーンとリーの出会い
今回、初めて手を組むことになったデイヴィッド・バーンとスパイク・リー。その出会いについてバーンは振り返る。「初めて会ったのがいつなのか、はっきり覚えていないが、これまで近くをすれ違う関係だった。同じ時代にニューヨークで活動を始めたからね」。バーンはリーが監督した映画を見ていて、リーの方はバーンがフロントマンだった人気バンド、トーキング・ヘッズの初期のアルバムのファンだった。「互いにリスペクトしていたが、今回は“最高のコンビ”になった」とリーは語っている。
※順不同、敬称略
人前でライブをする機会が失われて早1年。
「画面越しに楽しむのもいいよね」と頭を切り替えることができた……気がしていたのに、この映画のせいで思い出してしまった。
やっぱり肉体性を欲しているんだと。
全身で音楽・言葉を表現するデビット・バーンやバンドメンバーたちが、その場を楽しむお客さんたちが、とてつもなく輝いて見えた。
僕らもユートピアを手繰り寄せなくては。
Base Ball Bear 小出祐介
ミュージシャン
 
音楽、ヴィジュアル、演出、照明、撮影、すべての面で優れた作品です。見ながら立ち上がって踊り出す衝動を抑えるのが大変で、ついつい拍手も出ます。何度でも観たいライヴ映画です。
ピーター・バラカン
ブロードキャスター
劇場で堪能したいです。歌が踊り、踊りが歌います。バラバラだから連帯できるんだと思いました。さかさまのユートピアを反転するのは、音楽です。
湯浅学
音楽評論家
素晴らしくて何度もこみ上げるものがあった。世界共和国としてのアメリカを、舞台上で実現してしまう。踊って演奏して歌ってスピーチすることで。とにかく色んなことを考えたなあ。そして体を揺らした。(twitter:@seikoitoより)
いとうせいこう
作家
凄まじい個性と実行力に打ちのめされました。 それから先ず、歌が上手過ぎて感激。 今観れる、観るべき、最高のショーであり映画です。 真のエンターティメントを求めてる人、全ての表現者は是非。
TOWA TEI
音楽家
踊り出したい位楽しい映画!研ぎ澄まされた演奏、リズミカルなステージパフォーマンスに心を揺さぶられた。 かなり影響を受けた私はすぐにヘッドセットマイクを買い、次のライブではスーツに踊りながらラップした。アップデートはさらに続くだろう。
なみちえ
アーティスト
懐メロ皆無の世界観で
歌いきるバーンさん。
当時乗ったニューなウェーブ
忘れることなく、
そのまま 歳を重ねた稀な御仁!
高木完
ヒップホップミュージシャン・DJ
上映中うっかり拍手してしまいそうになった。そんな映画は初めてだ。良すぎて涙目でした。大画面と良い音響で引き込まれるように観るのが絶対良いです。
よしもとよしとも
マンガ家
デイヴィット・バーンが終生追求する境地とセンスの集大成が、「ミュージカル文脈でのライヴ」というコンセプトの中に強烈に浮上。業界&オタク化した全ての表現ジャンルに枯渇中の、真のクリエイティヴと「元気玉」に大感動!!!
湯山玲子
著述家、プロデューサー
マーチング。まさにアメリカ伝統芸でもあり、それは協調性や集団の個々の役割の大切さを誤魔化しなく見せつける。これこそアメリカの理想。魂。いや、いま最も世界で求められている世界の理想!
ヴィヴィアン佐藤
美術家、ドラァグクイーン
こんなステージ、観たことない。ライブ映像?音楽劇?ミュージカル?そんな枠組みなんてどうだっていい。この圧倒的なエンターテイメントを、ただただ体感してください。
ドリアン・ロロブリジーダ
ドラァグクイーン
デヴィッド・バーンが「ありがとう」と言った瞬間ライヴとなり観客の歓声が上がる。演劇と音楽の融合では無く、正に音楽のライヴ。アートっぽくないのがいい。映画館で観るものです。(twitter:@keiichi_suzukiより)
鈴木慶一
ミュージシャン
ポーカーフェイスで軽妙洒脱
一見禁欲的なグレースーツと
プリミティブなグルーヴの波
デイヴィッド・バーンの辞書
に二項対立というワードなし。
107分間ずっとカタルシス❤︎
Ed TSUWAKI
イラストレーター
音楽に政治を持ち込むな、なんてどこのバカが言った?すでに終わったはずの映画や音楽や芸術、文明が、この作品によってイキイキと息を吹き返す瞬間を、すべての人間は絶対に見逃すな‼︎
中原昌也
ミュージシャン/作家
曲も歌もグルーヴも最上級の音楽を創り出したD・バーンとそれを妙なギミックなしに映画にしたS・リーに脱帽し、拍手を贈りたい。こんなに気持ちよくのれて、余韻に浸れるライヴ映画は滅多にない。映画館で観るべき映画!
立川直樹
プロデューサー/ディレクター
デビッド・バーンがこの時代の救世主に見えた。 俺も自転車でNYを走りたい。
豊田利晃
映画監督
私はブロードウェイの観客と一緒にカラダを揺すって踊っていた。
北村道子
スタイリスト
変わらずスタイリッシュでクレバーなデヴィッド・バーン。スパイク・リーとの組み合わせも凄くNY的だ。自在に動き回るマーチングバンドと放つメッセージは分断が増す社会に新たな希望を見せてくれる。これは観ないとマズイやつです。
ちわきまゆみ
DJ / Musician
またまたデイヴィッド・バーンがやらかしてくれた。
何だろう…この高揚感は。
世界を救うワクチンのような映画だった。
今だからこそ、劇場で観て欲しい!
オダギリジョー
俳優
上映始まって10分この映画はやばいと確信した! 久しぶりに凄いものを観た! 物凄いセンスに打ちのめされた。 歌、ダンス、ステップ、衣装、舞台美術、音響、全てがミニマルで完璧だった。 あらゆるクリエーターに観て欲しい
ヒロ杉山
アーティスト
35年も昔、「ストップ・メイキング・センス」を2桁回観た僕が、ぶり返すように興奮&感動している。 「アメリカン・ユートピア」 に悶絶中…‥また観るね、何度も!
ASA-CHANG
ミュージシャン
斬新なコンサートのスペクタクルが、斬新な形で映像化されていて、今まで味わった事のない映像体験でした。 そして、根底に流れるポジティブなメッセージに、ただただ感動しました。
SHINCO
スチャダラパー
ショックだわあ。 アーティストってか職人ってか、 ヒトとして生きる意味ってえの。 そのオノレの人生の意味に、 ナミダしてしまった。
安齋肇
ときどきソラミミスト
デヴィッド・バーンは稀有な歌手であると同時に思想家、風刺活動家でもあったのだ。アメリカや全世界の光と闇を映し出す痛烈な音像。あと、PAの技術が凄すぎる。絶対に音響の整った映画館で観て下さい。
須永辰緒
DJ
哀しみもある、怒りもある、メッセージは鋭く重い。でも、楽しい。愉快だ。その渾然一体を実現するための発想と技術と笑顔とヘンテコなダンスに投票します。
渡辺祐
編集者/ラジオDJ
身近なモチーフで、受け取る人それぞれに自由に想像させてくれるデヴィッド・バーン。こんなにも自然に考えさせてくれるきっかけを与えてくれるなんて。眩しい時間の中で自分の脳に理想郷が映ったように思う。
小谷実由
モデル
手を繋ぐようにして生まれた有機的な音楽は「未来は私たちの手の中にある」と力をみなぎらせ、会場の心をひとつにした。ブロードウェイで放ったメッセージは映像化によって強化され、行進に加わる人をさらに増やすだろう。
奥浜レイラ
映画・音楽パーソナリティ
「バンドらしさ」から切り離されたバラバラなミュージシャンたちが、歌と踊りと演奏だけの力で自分の顔と新しいつながりを手に入れる。このさかさまのユートピアは、21世紀に必要な「ファンタジア」だった。
松永良平
リズム&ペンシル
音楽と踊る身体の、痛快な意見表明だ。 失った接続を、音楽が復活させる。 号令はない。自分を集団の一部に手放すことなく。 ひとりのままでもみんなになれる。 ユートピアは遠いが、前へ!
町山広美
放送作家
音楽の本当の役割がここにあった。
平間至
写真家
これぞPOPミュージックの到達点! 歌って・踊って・泣いて・笑って、人生って素晴らしい!! バーン先生、最高のプレゼントをありがとう。
小宮山雄飛
ホフディラン
圧倒的。シンプルな要素でこんなことが出来るんだ、という衝撃と感動。人はまだまだ新いものを作れる、もっと言っちゃえば、今より良い世界は実現できる。その可能性を示してくれた映画。
白根ゆたんぽ
イラストレーター
舞台は客席に、劇場はストリートに、直結していた。一番大事なことを改めて教えられた。確実に、自分のなにかが強化された。公開されたら毎日見に行きたい。(twitter:@DIAMOND_ROUGHより)
森永博志
作家
デイヴィッド・バーンは本当に幸せなミュージシャン。かつてはジョナサン・デミ、今回はスパイク・リー。いつも最高の監督と出会い、 ライブ映画の傑作を生む。2本の特大ホームランはすごすぎる
大森さわこ
映画ジャーナリスト
ユートピアとは真逆の世に対して声を上げる、スーツに!裸足の!大人たち。底抜けに美しい彼らの歌は明日のわたしごとに繋がると思う。涙しながらわが足はもう、彼らと共にステップを踏まずにはいられない。
吉開菜央
映画作家・ダンサー・振付家
ダミー(以下D)「とにかく、デヴィッド・バーンの成長ぶりには目を見張ったよ」
オスカー(以下O)「何だかずいぶん上から目線の発言だな」
D「(目を細めながら)『ストップ・メイキング・センス』の時はまだスーツがブカブカだったのに、すっかり大きくなっちゃってと思ってさ」
O「あれはああいうデザインの衣装だったの。別にお下がり着てたわけじゃないから!」
照山紅葉・下井草秀
ダミー&オスカー